マイホームといえば、何と言っても自分たちの希望を叶えられる注文住宅が魅力的です。注文住宅は予算をある程度自由に設定することができるという特長があります。

・注文住宅の価格
注文住宅の建設価格に含まれるのは本体工事費と付帯工事費の2つで、それを合算したものが建設費で土地以外にかかる費用のことです。
本体工事費とは基礎・構造・造作など建物の本体にかかる費用のことで、付帯工事費とは造園・配管・地盤整備など外構設備にかかる費用のことになります。
全国の建設費の平均価格は約3300万円で、最安値は島根県の約2510万円、最高値は東京都の約3930万円です。

・坪単価とは
坪単価とは一坪（約3.3m2）あたりの建築費をいいます。坪単価の計算方法は「建物の本体価格」を「延床面積」で割ることで出てきます。
例えば建物の価格が1200万円で延床面積が30坪の場合、1500万÷40坪＝50万円ということになります。
しかし、坪単価の算出するための「延床面積」の定義には共通のルールがないため、坪単価を業者選びのための比較基準として使うには注意が必要です。

このような注文住宅の建設費の平均価格を左右する要素は、どれくらいの広さなのか、何階建てなのか、どの地域なのかの3点があります。
その為、田舎の方なら全国平均価格よりもやすくて広い家が建てられますし、都会の方なら全国平均価格より高くなってしまうことが多いのです。
ですから注文住宅を建てる時には、全国の平均建築価格を調べるのではなくて、注文住宅を建てる地域の平均建築価格を調べる方が参考になります。
ただ注文住宅の場合は、拘りや希望で建築価格が大きく異なってくるので、平均価格はあくまでも参考と考えることが必要です。
坪単価とはわかりやすい目安のようで、中身は各ハウスメーカー・工務店によって異なり、比較のためには調査が必要です。どんな数字も、安易に信用せずどんな性質のものか、出所を確かめなければいけませんね。